人数とサイズ
ANKER の屋外サウナは1〜8人の範囲で大きさを変えられます。既製の型で小さいのは LIBERO DUO(1〜2人用・W1260×D1000×H1900mm)。樽型の BOTTE は CAPSULA が W2160×D1900×H2100mm、CANTINA が W2100×L3600×H2200mm(脚込み)です。型ごとの人数は座り方で変わるため、相談の際に伺っています。
樽型の座面は、両側のベンチに向き合って座る形です。曲面の壁に背を預けられる一方で、頭上は端ほど低くなります。寝そべる使い方や上段で熱を受ける使い方は、箱型のほうが組みやすいです。
人数は過ごし方から決めると形が絞られます。ふたりで静かに使う2人用か、家族や友人と囲む4人用か。どの形でも、天井は 1900mm 以上、換気は1時間に6回ほどが目安です。
置く前に確かめる法律3点
庭や別荘にサウナ小屋を置くときに関わる法令は、消防・建築・固定資産税の三つです。答えは形と置く場所で変わり、最終の判断は所轄の消防署と自治体が行います。分かれ目だけを記し、手順は「屋外サウナの法令」のページに譲ります。
消防。2026年3月31日から、サウナストーブは「簡易サウナ設備」と「一般サウナ設備」に分かれました。簡易にあたるのは、屋外に置く・テント型か木製で円筒形のバレル型・定格出力6kW以下・熱源が薪か電気、の四つをすべて満たすもの。箱型・小屋型は一般サウナ設備です。バレルサウナとして売られる製品には簡易にあたるものがありますが、ANKER & ZIMMER のサウナは BOTTE を含め、すべて一般サウナ設備です。届出と基準は自治体の火災予防条例で確かめます。薪の煙突には、屋根面から60cm以上、可燃材料から15cm以上離すなどの基準があります。簡易サウナ設備にはサウナ室の大きさの上限があり、私たちの標準の型はその大きさを超えるため、一般サウナ設備として扱われます。条件を満たす小さな型を作ることもできます。届出や基準は所轄の消防署で確かめてください。
建築確認。屋根と、柱か壁を持ち、土地に定着する工作物は建築物にあたります。屋外のサウナ小屋も、基礎への固定や使い続ける実態で、建築物と判断されることがあります。防火地域・準防火地域の外で、増築の床面積が10㎡以内なら確認が不要になる例外がありますが、東京の住宅地に多い防火・準防火地域では使えません。バレルサウナ 建築基準法で調べて答えが分かれるのは、この地域差のためです。
固定資産税。屋根と壁で外気と分けられ、土地に定着し、用途に合う状態にある。三つをすべて満たすと家屋として課税される可能性があり、判断は市区町村が行います。
庭・別荘・屋上での置き方
庭では、樽型も箱型も置けます。先に見るのは、隣家との距離と煙突の向き、搬入経路です。樽型は背が丸く、植栽の中に置くと輪郭が柔らかく収まります。箱型は塀や外壁と面をそろえると、建物の一部のように見えます。
別荘では、留守の間の雨と乾燥を木が受け続けます。樽型は締め金具の点検、箱型は屋根と排水の点検を、着いたときの習慣にします。置いてから分かったことがひとつあります。樽型は、扉の前に小さな屋根を付けるだけで、濡れて困る所がほとんど無くなります。設計の段階で、扉の向きと軒の有無を一緒に決めておくと、あとの手入れが軽くなります。
屋上は建物の一部です。荷重・防水・固定の確認に加え、消防では多量の火気を使用する場所にあたる点に注意が要ります。重さは設計者か管理会社に先に伝えます。
ANKER の樽型 BOTTE と箱型の各シリーズ
ANKER & ZIMMER の屋外サウナは九つのシリーズです。樽型は BOTTE(ボッテ・樽)。箱型は LIBERO(シンプルな箱)・GRONDA(軒・ひさし)・LAMIERA(外は金属、なかは木)・CASETTA(小さな家)など八つです。BOTTE は円い断面の天井に沿って熱と蒸気がめぐり、前面のガラスから光と景色を取り込みます。CAPSULA(¥3,300,000〜)と CANTINA(¥4,200,000〜)の二つで、価格は税抜です。
木材はレッドシダー・ヘムロック・スプルース・サーモウッドの四種、ストーブは電気と薪から選べます。既製の15型のまま置くことも、サイズ・レイアウト・外観・木材を変えるフルオーダーもできます。樽型か箱型かを決めていなくても、置く場所と過ごし方から一緒に絞ります。
樽型を選ぶ方は、庭に置いた姿を最初に思い描いている方が多いように思います。箱型を選ぶ方は、家の外壁や塀と並べたときに浮かないかを気にされます。入ったときの熱より、外から見た景色で分かれることが、現場では多いです。