電動ルーバーのパーゴラルーム:4つのモデル
ANKER & ZIMMER のパーゴラルームは、アルミ(6063-T6)の羽根の角度を、リモコンで変える屋根です。閉じれば雨を防ぎ、雨水は柱の中を通して流します。標準の高さは2.7m でそれ以上もオーダーでき、幅と出幅は数センチ単位で決められ、複数をつなげて広げることもできます。Light と Standard の色は5色で、特別カラーのシャンパンゴールドは +¥300,000〜(税抜)です。
横からの雨と視線を受ける囲い
屋根の下でも、風のある日の雨は横から入ります。屋根の周りに下ろすスクリーンやガラスは、雨と視線を同時に受けるための物です。パーゴラルームには、日差しと視線をやわらかく遮るジップスクリーン、電動式のサイドスクリーン、クリアとグレーの強化ガラスのガラスウォール、目隠しのスラットウォールを組み合わせられます。
囲いは、閉じきらない程度がちょうどよいことがよくあります。隣家に向く一面だけを閉じ、庭に向く面は開けておくと、囲まれた落ち着きと景色の抜けが両立します。ジップスクリーンのメッシュは開口率0〜30% から選べ、低いほど視線を切り、高いほど風と景色を通します。足もとの視線は植栽やフェンスで切り、上からの視線は屋根で切る、という分け方も効きます。
電源・水・灯り・暖:屋根の下に引いておく物
電動ルーバーを動かすには電源工事が要ります。屋根の下で使う照明や機器の電源も、このときに一緒に計画しておくと、後の工事が減ります。屋根の照明はモデルごとに色を選べ、オプションでシーリングファンとヒーターを付けられます。夏は日陰とファンで、冬は囲いとヒーターで、使える月を延ばします。
外で料理をするなら、給水と排水、グリルのためのガスか電気を先に通します。ANKER & ZIMMER の LOGGIA Bar Kitchen は、ルーバー屋根の下にカウンターとキッチンを収めた型で、¥3,520,000〜(税抜)。夜に映像を楽しむなら屋外用 LED ディスプレイのガーデンビジョンを、炎を囲むなら BETTI のエコファイヤーを、燃えやすい物との距離を取れる位置に計画します。在宅の仕事に使うなら、手もとの電源と、画面に日が当たらない羽根の角度も確かめておきます。
屋根付きのアウトドアリビングに置く床と家具
屋根があると、日差しと雨の当たる時間が減るため、一般に床と家具の傷みは遅くなります。それでも吹き込みと湿気は届くので、家具は屋外用を選びます(屋外ソファの選び方、ガーデンチェアとテーブル)。屋根の下ではクッションを出しておける日が増えますが、梅雨は乾いた場所へ移し、冬はカバーを掛けるのが基本です。
床は、パーゴラルームと合わせて敷ける WPC デッキや、屋内と屋外に使える厚さ20mm の大判タイルから、室内とのつながりで選びます。吹き込んだ雨が残らない勾配と、屋根の外の床との段差の納まりも、このときに決めておきます。タイルを居間の床と同じ色調でそろえれば、屋根の下が窓の内からひと続きに見えます。
置く前に確かめること:法令・基礎・場所
屋根と柱を持つパーゴラルームは、建築基準法の建築物として扱われることがあります。都市計画区域などの中で建築物にあたれば、大きさにかかわらず建築確認が必要になることがあります。すでに建物のある敷地での床面積10㎡以内の増築などには確認が不要になる例外があるものの、標準の3×4m(12㎡)はこの10㎡を超え、東京の住宅地に多い防火地域・準防火地域ではこの例外を使えません。建築物にあたれば建築面積に入り、建ぺい率にも関わります。最終的な判断は、自治体(特定行政庁)が行います。
基礎はコンクリートに固定するのが基本で、土の地面では柱ごとにコンクリート基礎をつくります。屋上では、荷重・防水・固定に加え、建物の高さや斜線の制限との関係も確かめます。
ANKER & ZIMMER でつくる場合
置き方は、庭に自立させる形、建物の壁に付ける形、既存の構造に組み込む形などから選べ、柱を足して広げることもできます。ご相談の後に現地を確かめ、地面や床の状態、壁に付けるかどうか、確認申請が要るかを一緒に見たうえで、正式なお見積りをお出しします。運搬・設置・電源工事は本体とは別のお見積りです。受注生産で納期は3か月前後です。お引き渡しの後も、不具合やメンテナンスのご相談を承ります(内容によって別途費用がかかることがあります)。電動ルーバー・モーター・LED は、各メーカーの保証に従います。当社がメーカーへの窓口になります。ご発注が確定すると、建築の確かめや手続きに使う正式な図面と仕様書をお出しします。
屋根の大きさは、置きたい家具より一回り大きく考えてください、とお伝えしています。雨は真上からだけでなく、少し斜めに入ってくるからです