出しっぱなしで起きる変化と、劣化の見分け方
雨ざらしで数年使うと、どの素材にも変化が出ます。素材の性質か不具合かを先に分けておくと、変化を落ち着いて受け止められます。
チークの銀化は、日差しと雨で表面が銀色に変わる素材の性質です。色むら、細かな割れ、木目の毛羽立ちも同じで、使うことに差し支えはありません。元の色を保ちたいときは、水洗いして乾いてからチークオイルを塗ります。
ステンレスのもらい錆は、鉄粉などが表面に付いて出る錆で、ステンレスそのものが錆びたわけではありません。水で洗い流すと防げ、付いたらステンレス用のクリーナーで落とせます。スチールは塗装が傷つくと、そこから錆が出ます。傷を早めに補修することが前提の素材です。
生地の色は、長く外で使えば少しずつ落ち着きます。糸の段階で色を付けた原着の生地は色があせにくい。クッションのへたりは3〜5年が交換の目安です。
お届け後の対応の対象になるのは、構造の変形や破損、溶接や接合部の外れといった不具合で、ここまでに挙げた変化は含みません。
数年前に納めたチークのテーブルを見に行くと、天板は一面の銀色で、脚のアルミは納めた日と変わらない色をしていました。お客様は銀色のほうを気に入っていて、オイルは一度も塗っていないそうです。出しっぱなしの家具は、手入れをするかしないかで、同じ素材でも別の表情になります。
カバーが要る場合と、要らない場合
カバーの要不要を決めるのは、フレームではなく、クッションと季節です。
要らないのは、クッションのないチェアとテーブルを、春から秋に日常的に使う場合。雨の後に水を払えば足ります。
要るのは、長く使わない期間です。冬はカバーを掛けるか、クッションを屋内へ。掛けたままにすると湿気がこもるので、ときどき外します。梅雨はクッションを出しっぱなしにせず、屋内か乾いた場所に移してカビを防ぎます。ANKER のチェアとテーブルは、制作時にカバーを付けることもできます。
風と重さ、固定の考え方
出しっぱなしで雨より気を配りたいのが風で、表の「重さ」の列がここで効きます。
軽いアルミとオレフィンロープのチェアは、台風や強風のときは屋内へ入れるか、動かないように固定します。重い人造石の天板やステンレスのテーブルは風で動きにくく、風の強い屋上や海辺ではあえて重い素材を選ぶこともあります。
固定は、床に穴を開けることだけではありません。重いテーブルを中心に置いて軽いチェアを寄せる、屋上なら防水層を傷めない置き方にする。庭では土や芝の上は脚が沈むので、デッキやタイル、敷石の上に置きます。バルコニーは床の重さの制限と避難の通路を先に確かめます。
ガーデンテーブルの種類と、人数で決める大きさ
ガーデンテーブルは、高さで三つに分かれます。食事のためのダイニングテーブル、ソファの前に置く低いコーヒーテーブル、椅子の脇に添えるサイドテーブル。ANKER のテーブルでは、ダイニングが高さ69〜75cm(昇降式を除く)、コーヒーが30〜40cm、サイドが37〜50cmです。
大きさは人数で決めます。ダイニングは1人あたり幅60cmほどで、4人なら幅120〜150cm、6人なら180cmほど。丸テーブルなら直径90cmで2〜4人、120cmで4〜6人が目安です。置く場所は、テーブルの寸法に、椅子を引いて座る60〜75cmを足して測ります。後ろを人が通るなら100cmほど空けます。いずれも家具の一般的な目安です。
天板で選ぶ:セラミック・人造石・チーク
テーブルは、雨ざらしで差が出る天板で選ぶほうが早いことがあります。セラミックの天板は焼き固めた板で、雨と日差しに置いたままにでき、ANKER のテーブルでは価格の出ている13点のうち11点に使っています。人造石は石の粉を固めた板で、熱や汚れに強い天板です。チークの天板は、銀色への変化を受け入れるか、オイルで色を保つかを先に決めておく天板です。見た目が変わらないのがセラミックと人造石、変わっていくのがチークです。
天板で迷われる方は、ほぼ二つに分かれます。手入れをしたくない方はセラミックで、庭の木や石と育てたい方はチーク。どちらも正しくて、違うのは何年後の姿を好むかだけです。
ANKER のガーデンチェアとガーデンテーブル
ANKER & ZIMMER のセミオーダーの屋外家具 ALTANA には、チェアが3点、テーブルが19点あります。
チェアは、ハイダイニングチェア(¥88,500〜・税抜)、ラウンジダイニングチェア(¥136,000〜・税抜)、ダイニングチェア(お見積り)。フレームはアルミ、クッションは速乾フォームと屋外用の原着の生地です。
テーブルは、サイドテーブル6点、コーヒーテーブル10点、ダイニングテーブル3点。価格の出ている13点は ¥48,000〜¥364,300(税抜)で、フレームはアルミ、天板はセラミックが中心、チークの天板も選べます。
価格は基本の等級の生地で仕立てた場合のベース金額です。317色の生地と、型によっては25色のフレームの色を組み合わせ、生地の等級と色で金額が変わるため、仕立てた金額はご相談のうえお伝えします。納期は3か月前後です。施設のテラスへ数をそろえる場合は、法人のご相談から形・寸法・ロゴのフルオーダーにも対応します。