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テラスの床材の選び方|タイルテラス・ウッドデッキ・再生素材を、熱さ・滑り・手入れで比べる
テラスの床材の選び方|タイルテラス・ウッドデッキ・再生素材を、熱さ・滑り・手入れで比べる
この記事の製品:タイル →- テラスの床材は、夏の熱さ・雨の日の滑り・手入れの手間の3つで比べると選びやすい。
- 室内と高さをそろえるタイルデッキは、立ち上がりと排水の工事が増えるぶん費用も上がる。
- ANKER の大判タイルは厚さ20mm・¥8,800〜/㎡(税抜)、ECO DECK は1枚¥7,000(税抜)。
テラスの床材は、大判タイル・石・天然木・人工木・再生プラスチックから、夏の熱さ、雨の日の滑りにくさ、手入れの手間の三つで選びます。室内の床と高さをそろえるならタイルデッキ、庭の地面に近い高さで広く取るならタイルテラスや石張り、木の足ざわりを優先するならデッキ材が向きます。
FLOORING
テラスの床材を比べる
表の性格は一般的な傾向で、色と仕上げ、日の当たり方で変わります。タイルと石は水と日差しに強く、形が変わらないぶん、熱と滑りを色と表面の仕上げで調整します。木は足ざわりがよい反面、時間とともに色と形が少しずつ動きます。素足で歩くテラスか、靴で使うテラスかでも、答えは変わります。
- 大判タイル
- 足ざわりと見た目:目地が少なく、面が静かにそろう。室内の床とつなげやすい
夏の熱さ:濃い色ほど熱を持つ
雨の日:表面の仕上げで差が出る
手入れ:水洗い。目地の汚れを時々 - 石張り
- 足ざわりと見た目:一枚ごとの揺らぎ。重みのある表情
夏の熱さ:濃い色ほど熱を持つ
雨の日:磨いた面は滑りやすい
手入れ:目地と浮きの点検 - 天然木(ハードウッド)
- 足ざわりと見た目:木の温かさと、やわらかな足ざわり
夏の熱さ:樹脂より上がりにくいとされる
雨の日:濡れると滑りやすい
手入れ:色が変わる。塗装は仕上げ次第 - 人工木
- 足ざわりと見た目:色がそろい、ささくれが出にくい
夏の熱さ:日なたで熱くなりやすい
雨の日:表面の加工による
手入れ:水洗いが中心 - 再生プラスチックのデッキ材
- 足ざわりと見た目:色・粒・模様に一枚ずつの違い
夏の熱さ:色と置き場所による
雨の日:表面の加工による
手入れ:汚れに応じて掃除
テラスとは:ベランダ・バルコニー・ウッドデッキとの違い
テラスは、建物の1階から庭へ張り出した、床を仕上げた屋外の場所です。2階より上に張り出して屋根のある所をベランダ、屋根のない所をバルコニーと呼ぶのが、一般的な使い分けです。ウッドデッキは木や人工木の板で組んだ床で、テラスの床の仕上げ方の一つにあたります。
石やタイルで仕上げた床はタイルテラス、そのうち土台を室内の床の高さまで上げたものはタイルデッキと呼ばれることが多く、言葉の境目は施工する会社によって揺れます。ここでは、地面に近い高さのものをタイルテラス、室内と高さをそろえて上げたものをタイルデッキとして話を進めます。
今あるテラスを作り替える場合は、床を張る前に三つを確かめます。今の床の上に重ねて張れるか、はがして下地から作り直すか。重ねると床が高くなるため、窓の下端や掃き出しの段差との関係が変わります。もう一つは下地の状態で、ひびや沈みがあれば、上だけを新しくしても同じ所から傷みが出ます。最後が排水で、水の流れる向きと受ける先を、床の張り替えと同時に見直します。
タイルテラスとタイルデッキ:高さと水はけ
タイルデッキは、室内の床と高さをそろえることで、窓を開けたときに部屋が外へ続いて見えるのが持ち味です。そのぶん、土台を立ち上げる工事と、床の下や周りの水の逃げ道が要ります。高さが上がるほど、端に段や手すりが必要になり、費用も上がります。
タイルテラスは地面に近いので、芝や植栽とつながりやすく、広い面を取りやすい作り方です。どちらも、雨水を流す緩い傾き(水勾配)を床に付け、建物の際や窓の前には、水を受ける溝と蓋(グレーチング)を設けることがあります。水がたまる所を残すと、目地の黒ずみと苔の原因になります。
夏の熱さ、雨の日の滑り、目地の汚れ
タイルと石の床で気にされるのは、この三つです。夏の熱さは、色の濃さと日当たりで決まります。日なたのテラスは淡い色を選び、屋根や日除けで直射を和らげると、表面の温度も照り返しも抑えられます。プールサイドのように素足で歩く床は、見本を日なたに置いて、手で触れて確かめてから決めます。
滑りは、表面の仕上げで決まります。室内用の磨いた面を外に使うと、雨の日に滑りやすくなります。屋外用の仕上げか、縁を丸く仕上げたタンブル仕上げのように凹凸のある面を選び、見本を濡らして確かめます。
目地の汚れは、水がたまる所と日の当たらない所に出ます。大判のタイルほど目地の長さが減り、汚れが目立ちにくくなります。掃除は水とブラシが基本で、落ちにくい汚れには洗剤を使います。
屋根と囲いを、床と一緒に考える
テラスは、床だけを張り替えても、使われる時間が増えないことがあります。夏の日差し、通りや隣からの視線、雨の日。この三つに答えるのが、屋根と囲いです。屋根の羽根の角度を変えられるパーゴラなら、真夏の昼は日陰を、冬は日だまりを作れます。囲いは、視線だけを切り、光と風を残す高さと透け感で選びます。
床・囲い・屋根を一緒に設計すると、柱の位置と床の目地、排水の向きを最初からそろえられます。屋根の電源や柱の基礎を床の工事と同じ時期に済ませれば、張ったばかりの床をはがさずに済みます。
床のタイルを替えたいという相談で伺っても、話の終わりには屋根の話になっていることがよくあります。床が整うと、そこで過ごす時間が欲しくなる。その時間を夏も守るのが、屋根です
ANKER & ZIMMER のテラスの床
ANKER & ZIMMER の大判タイルは厚さ20mmで、600×600mmと1200×600mmの二つの大きさ、A〜Fの6色。屋内と屋外の床・壁・テラスに使え、¥8,800〜/㎡(税抜)、100㎡からのご注文です。屋外用の磁器タイル「タンブル コレクション」は8色・4サイズで、厚さは20mmと12mm(色によって選べる厚みが違います)。
樹脂の床には、役目を終えたプラスチックを再生したエコプラスチックがあります。主な材料は PP・PE・PET・OPP などの多層プラスチックで、デッキ材の ECO DECK は1枚 2440×120×20mm、¥7,000(税抜)。色・粒・模様に一枚ずつの違いがあり、経年による色の変化も素材の性質として扱います。木の床なら、木の柱と梁で組む HOLZNETZ で、テラスや二層のデッキを敷地に合わせて設計します。
タイルとエコプラスチックは、施工の方法によって別に工事費がかかり、送料・設置費も別にお見積りします。屋根には、羽根の角度を変えられる電動パーゴラがあり、3×4mの目安で¥2,145,000〜(税抜)です。囲いのフェンスは標準の高さが1800mmと1150mmで、高い目隠しには3000mmの型があります。床は汚れに応じて掃除し、浮きや剥がれ、破損に気づいたら点検をご相談ください。当社が施工した床の、施工直後の浮きや剥がれは、お届け後の対応の対象です。
大判タイルを勧めるのは、目地が少ないぶん、床が一枚の面に見えるからです。窓の内と外で同じ床が続くと、部屋がそのまま庭へ伸びていきます
タイルデッキは夏に熱くなりますか?
日なたでは表面が熱を持ちます。熱さは色の濃さと日当たりで決まるため、淡い色を選び、屋根や日除けで直射を和らげます。素足で歩く所だけ木の床にする組み方もあります。
タイルテラスは、雨の日に滑りませんか?
屋外用の仕上げなら滑りにくくなります。磨いた室内用の面は避け、見本を濡らして確かめます。
テラスのタイルの目地の黒ずみは、どう掃除しますか?
水とブラシで洗い、落ちにくい汚れには洗剤を使います。水がたまる所に出やすいので、水勾配と排水の溝で水の逃げ道を作ることが予防になります。
タイルデッキとウッドデッキでは、どちらが手入れが少ないですか?
形と色が変わりにくいのはタイルです。天然木は色が銀色に変わり、細い割れや反りが出ます。木の足ざわりを取るか、手入れの少なさを取るかで選びます。
庭にタイルを敷く費用は、何で決まりますか?
材料の単価、下地のコンクリート、高さの立ち上がり、排水、張る手間の合計です。ANKER の大判タイルは材料が¥8,800〜/㎡(税抜)で、工事費は施工の方法に合わせて別にお見積りします。
タイルデッキに固定資産税はかかりますか?
固定資産税は、屋根と壁に囲まれ、土地に定着した「家屋」にかかるのが基本の考え方です。床に屋根や囲いを足す場合は家屋として評価されることがあり、扱いを決めるのは市区町村です。計画の段階で確かめます。
結び
テラスの床は、高さを室内にそろえるか、庭に近づけるかを先に決め、その後に素材を選ぶと迷いません。熱さと滑りは色と表面で、汚れは水の逃げ道で抑えられます。床と屋根と囲いを一度に描くと、テラスで過ごす時間は季節を選ばなくなります。