フェンスの種類と素材:アルミ・木・樹脂木・ASA
目隠しフェンスの素材は、アルミ、スチール、天然木、樹脂木(WPC)、樹脂に大きく分かれます。アルミは軽く錆びにくい一方、面の質感は金属のものです。天然木は質感が豊かで、塗り直しの手入れが続きます。樹脂木は木粉と樹脂を合わせた材料で、木に近い見た目と腐りにくさを兼ねています(素材の性格は一般的な傾向)。
ANKER のフェンスは、WPC のパネルをアルミのフレームで支えるつくりが基本です。WPC は6色(チーク・ウォールナット・イペ・アンティーク・アッシュウッド・ダークグレー)で、チークやイペは色の名前で、天然木ではありません。ASA Fence は、耐候性にすぐれた ASA を、ねじも釘も使わずにはめ込む方式で、10色から選べます。日差しで色が少しずつ変わるのは素材の性質で、不具合ではありません。
抜け感と圧迫感:板張り・格子・彫り柄
同じ高さでも、面のつくりで圧迫感は変わります。板を隙間なく張れば視線は切れますが、風を受ける面も大きくなり、庭の側からは壁に近く見えます。格子にすれば光と風が通り、外へは気配だけが伝わります。
ANKER の Super Kit Fence には、視線をしっかり遮る板張り(Privacy)、下は目隠しで上は格子(Mid-Trellis)、全面の格子(Full-Trellis)、彫り柄(Carving)の四つのデザインがあります。Carving Fence は彫り柄と板を組み合わせてほどよい抜けをつくる型で、柄は5つ。高さ3mの CRESTLINE FENCE は、下を目隠しの板、上を8つの柄から選ぶ装飾のパネルにして、高い面を重く見せません。オリジナルの柄も、ご注文のロット数に応じて相談できます。
塀とフェンス、化粧ブロックの組み合わせ
化粧ブロックを腰の高さまで積み、その上にフェンスを立てる組み合わせは、足元を硬い素材で守り、上で抜けをつくれる形です。ブロック塀は控え壁が要り、高さは2,200mmまでで、1㎡あたりの重さは200〜250kgあります。
高い塀が要る所には、特殊な発泡パネルを芯にした5つの層の塗り壁、グランドアートウォールがあります。1㎡あたりの重さは20kg(厚さ120mm)で、ブロック塀の約1/10。今あるブロック塀の上にも建てられます(現場を確かめ、補強が要る場合があります)。工期は高さ2m・幅10mで約3日が目安です。自転車や車の金属が強く当たると削れやへこみが出ることがあり、1m以上の雪が積もる地域には勧めていません。
道路側に3mの塀を立てた家では、それまで閉めきっていたリビングのカーテンが、完成の日から開いたままになりました。塀は外を閉じるためでなく、家の中を開くために立てるものだと思っています
工事の流れと、費用の内訳
フェンスの工事は、一般に次の順で進みます。現地で境界の位置・地面の状態・高低差・風当たりを確かめる。高さと型を決めて図面にする。見積りと契約。柱の基礎をつくる。パネルを建て込む。仕上がりを確かめて引き渡す。境界の線は、工事の前に隣地との間で確かめておきます。
費用は、本体(パネルと柱・金物)、基礎、運搬、施工に分かれ、長さと高さ、基礎のつくり方で変わります。ANKER のフェンスの価格はサイズと仕様で異なるためお問い合わせで、送料と設置費は本体とは別にお見積りします。受注生産で、在庫の無い物の納期は3か月前後です。門扉の施工は専門の業者をお勧めしています。工事を伴う場合は、着工金として代金の30〜50%を、残りを工事の出来高に応じてお支払いいただきます。
現地では、お客様が過ごしたい場所に椅子を置いて座り、そこから見える窓と道を数えます。隠すべき視線は、図面の上より、座った目線のほうが正確に分かります
風と法令、隣地への配慮
目隠しフェンスは、板を詰めるほど風を受けます。ANKER のフェンスは、風力階級9に当たる風の力(372.1Pa)を3分間かける試験で、壊れ・外れ・ひび割れが無いことを確かめています(試したフェンスは約1800×1800mm)。高さ3mの型など、ほかの条件は置く場所に合わせて計画し、海からの距離・風・積雪・地盤は提案の前に見極めます。
高さには、地域の決まりが関わることがあります。自治体の条例や地区計画、景観の決まりで、道路に面した塀の高さや形が定められている所もあるため、高い目隠しは立てる前に自治体の窓口で確かめます。境界の近くでは、隣家の窓や日当たりへの影響も先に話しておくと、後の行き違いを防げます。
ANKER の目隠しフェンスと塀
ANKER & ZIMMER の目隠しは、フェンス6シリーズとゲート、塗り壁の塀グランドアートウォール、木の柱と梁で組むホルツネッツのメイロッジ フェンス(参考サイズ 高さ2,200×幅6,000mm)から選べます。ふだんの手入れは水洗いか柔らかい布での拭き取りで、汚れが目立つ時は薄めた中性洗剤を使い、柱や金物のぐらつき・緩みをときどき確かめます。製品から設計・施工までを一つの窓口でお受けし、施工は当社か、その地域の認定施工店が受け持ちます。設置の後の調整や部品の交換も、ご相談いただけます。