クローズ外構・セミクローズ外構・オープン外構の違い
プライベートガーデンをつくるなら、クローズかセミクローズのどちらかになります。クローズ外構は、プライバシーと敷地の境がはっきりし、門と塀そのものが外構の顔になります。セミクローズ外構は、正面の門まわりを見せながら、庭の側だけを閉じる考え方です。
クローズ外構を重く見せないためには、塀の素材を一つに決めて外壁の色に寄せ、塀の手前に植栽を置き、門まわりに光を入れます。塀の一部を格子やルーバーにして抜けをつくると、外からの印象も和らぎます。
目隠しの方法:塀・フェンス・植栽・屋根
目隠しには、性格の違う四つの方法があります。
塀は、視線を完全に切り、音もやわらげます。ブロック塀は控え壁が要り、高さは2,200mmまでですが、特殊な発泡パネルを芯にした塗り壁の塀なら、控え壁なしで3,000mmまで立ち上げられます。
フェンスは、板の隙間や格子で抜けの量を選べます。下を板張りに、上を格子にすれば、座った目線は隠し、光と風は通ります。
植栽は、季節で表情が変わる目隠しです。常緑の木なら冬も視線を切れますが、目隠しになる高さまで育つには年月がかかります。植える場所が足りない所には、人工の植物で壁に緑をつくる方法もあります。
屋根は、上からの視線に効きます。隣家の2階や周りの建物から見下ろされる庭では、パーゴラの屋根で視線を切り、側面にはスクリーンを下ろします。
実際の庭では、これらを組み合わせます。道路側は塀、隣家との間はフェンスと植栽、上は屋根。方向ごとに方法を変えると、閉じすぎずに守れます。
相談で多いのは「とにかく高い壁で囲いたい」というお話です。図面に視線の線を引いてみると、高い壁が要るのは一辺だけ、ということが少なくありません
高さと圧迫感、防犯
目隠しの高さは、隠したい目線の高さで決めます。一般的な目安では、立った大人の目線は地面から150〜170cm前後、椅子に座った目線は110〜120cm前後です。道路や隣地が庭より高い場合は、その差を足して考えます。ANKER & ZIMMER のフェンスの標準の高さ H1150mm と H1800mm は、座った目線と立った目線を隠す高さに近く、さらに高い目隠しには H3000mm のフェンスがあります。
圧迫感は、高さより面の重さから来ます。すべてを同じ高さの壁にせず、高い所と低い所をつくる。上部を格子にする。色を外壁に寄せ、手前に緑を置く。同じ高さでも、受ける印象はそれだけで変わります。
防犯の面では、閉じた庭は外から中が見えにくく、入り込んだ人まで隠してしまいます。門まわりは見通しを残し、夜は足元と塀の面を照らし、出入り口には鍵のかかるゲートを。ANKER のゲートには片開き・両開きのほか、電動の折りたたみ・スイング・スライドなど5種類があります。
日差しと雨への備え:外で過ごす時間を延ばす
囲った庭で家族が過ごす時間を長くするには、視線の次に、日差しと雨を考えます。パーゴラルームは、電動ルーバーの角度で日差しの入り方を変え、閉じれば雨を防ぎ、雨水は柱の中を通して流します。側面には、日差しと視線をやわらかく遮るジップスクリーンを下ろせ、メッシュの開口率は0〜30%の中から、見え方と風の通り方で選びます。
床は土を出さない素材にすると、雨の後もすぐ外に出られます。夏の照り返しや表面の熱さも、床の素材で変わります。子どもが走り回る庭なら、人工芝を一部に敷く方法もあります。真夏には、パーゴラの下にクーリングミストを足して涼む方法もあります。
塀を立てる前は、庭に出るのは洗濯物を干す時だけだったという家で、完成の翌月に伺うと、朝食のテーブルが外に出ていました。見られていないと分かるだけで、人は外に出るのだと教わりました
ANKER でつくるプライベートガーデン
ANKER & ZIMMER は、囲い・屋根・床を一緒に設計し、視線・暑さ・手入れの三つを同時に解きます。囲いにはフェンス6シリーズとゲート、塗り壁の塀グランドアートウォール、木の柱と梁で組むホルツネッツの目隠し、植栽と壁面緑化。屋根にはパーゴラルーム。製品は庭の寸法に合わせてつくり、製品から設計・施工までを一つの窓口でお受けします。施工は当社か、その地域の認定施工店が受け持ちます。南青山の屋上ショールームでは、実物の空間を体験できます。