ANKERD PRODUCT × OUTSIDE ZIMMER
機能美をまとった、心地いい外構空間。
プロダクトから空間までを、A to Z。
リゾートガーデンのつくり方|植栽・水・石・灯りで、リゾート風の庭を自宅に
リゾートガーデンのつくり方|植栽・水・石・灯りで、リゾート風の庭を自宅に
この記事の製品:庭と外構 →- リゾートガーデンは、大きな葉の植栽・水面・石の床と壁・夜の灯りの四つで、旅先の庭を自宅につくる設計です。
- プールは幅3m・長さ6mの埋め込み型で700万〜900万円ほど(税抜)、維持費は月1万〜3万円が目安です。
- 寒い地域では冬の最低気温で植物を選び、寒さに弱い種類は大型プランターに植えて冬は軒下へ移します。
リゾートガーデンは、旅先のホテルや別荘で過ごした時間を自宅の庭に持ち帰るように設計した庭で、大きな葉の植栽、水面、石の床と壁、夜の灯りの四つでつくります。リゾート風の庭に近づけるこつは、植物や家具を足していくことではなく、建物の外観と庭の素材・色をそろえ、生活の気配を見えない所へ移すことです。
ホテルライクな外構という言い方も、同じ方向を指しています。整っているのに、人の手の跡が見えない。その状態を、自宅の庭の寸法でつくります。
THREE TYPES
リゾートガーデンの三つの型
型の違いは色と素材の選び方にあり、植栽・水・石・灯りが担う役目はどの型でも変わりません。ハワイの庭を思い描く方は、アジアンの型の色を少し明るくすると近づきます。
- アジアン(バリ・南国)
- 植栽:大きな葉の高木と、濃い緑の下草
床と壁:石の床、木のデッキ、乱形石の壁
色:濃い茶・墨・深い緑
灯り:低い位置から、葉を下から照らす - 地中海
- 植栽:オリーブと、乾いた土に合う低木
床と壁:白い塗り壁、明るい石、縁の丸いタイル
色:白・砂色・青
灯り:白い壁を照らして浮かせる - ホテルのモダン
- 植栽:株立ちの木を一本、低い下草
床と壁:大判タイル、灰色の塀、水面
色:灰・白・黒
灯り:線に沿った間接の光
植栽:高木・中木・低木を重ねて、奥行きをつくる
リゾートガーデンの植栽は、高さの違う三つの層を重ねて組みます。高木は窓からの眺めの奥と、デッキに日陰を落とす位置に。中木は道や隣家からの視線を切る高さに。低木と下草は、床と植栽の境目をやわらげる所に置きます。三つが重なると、塀や建物の角が葉の向こうに隠れ、庭の奥行きが実際の寸法より深く見えてきます。
植物は、型に合わせて選びます。一般に、アジアンの型ではヤシの仲間や葉の大きな木、地中海の型ではオリーブやローズマリー、ホテルのモダンではアガベやユッカのように輪郭のはっきりした植物がよく使われます。南国の植物の中には寒さに弱い種類があり、平地でも冬に葉が傷むことがあります。地域の冬の最低気温を先に確かめ、寒さに強い種類から選ぶか、鉢に植えて冬は軒下へ移せるようにします。
植えた日の姿は、完成ではありません。数年で背が伸び、枝が張り、日陰の形も変わります。植栽の図面には、植えたときの大きさと、育った後の大きさの両方を描いておきます。
どこの国の庭が好きかより、旅先で何をしていた時間が好きだったかを伺います。朝のプールなのか、夜のテラスで飲んでいた時間なのか。それで、植栽の高さも灯りの位置も変わってきます
水:プールと、水面のある景色
旅先の記憶には、水面が入っていることが少なくありません。プールは、リゾートガーデンの景色の中心になります。ANKER & ZIMMER のプールは三つの型で、景色の開けた庭や別荘に向く、縁のないインフィニティプール。幅2.35m のユニットを据えて工期を短くできる、スパと一体にもできるユニットプール。決まった輪郭ではなく、その場所の自然の線をたどる造形プールです。
費用の目安は、幅3m・長さ6m の埋め込み型で700万〜900万円ほど(税抜)、水道やポンプの電気、薬剤、清掃を合わせた維持費は、屋外のプールで月1万〜3万円ほどです。工事は大きさと工法により、2週間〜2か月ほどかかります。小さな子どもがいる家では柵とゲートで囲み、まわりは濡れても滑りにくい床にします。
プールを置く広さが無い庭では、水盤や浴槽が水面の役目を担います。直径1.3m のアウトドアバスでも、夜に湯を張れば、庭に水の光が一つ増えます。
石と床:素足で歩きたくなる面をつくる
リゾートの空気は、足元から来ます。プールサイドとテラスは目地の少ない大判タイルで広く静かに、中庭や小径は縁に丸みをつけた磁器タイルで、石を敷いたような表情に。壁の一面に乱形石を張ると、光を受けた石肌が南国や地中海の家の壁を思わせます。
床を選ぶときは、夏の照り返しと表面の熱さ、雨の後の滑りやすさを、色や質感と同じ重さで見ます。濃い色の石は日差しで熱を持ちやすく、素足で歩く場所には明るい色が向きます。木の床には、屋外のために強く耐久性のあるハードウッドを使う HOLZNETZ のデッキもあります。
灯りと火:夜のリゾートをつくる
リゾートの夜は、暗さを残した灯りでできています。足元と葉の裏、壁の一面にだけ光を置き、空は暗いまま残す。テーブルの上には、置いて灯すランタンを。パーゴラルームの屋根には照明が組み込め、パラソルにもモデルによって LED の照明を付けられます。
火のある時間も、リゾートの記憶をつくる要素です。BETTI のエコファイヤーはバイオエタノールを燃料にし、煙突や配管の工事は要りません。庭・テラス・屋上に置けますが、火を使う設備なので、置く場所や大きさによって消防法や地域の条例が関わることがあり、燃えやすい物との距離を置く前に確かめます。
ホテルライクな外構:建物とそろえ、生活感を見えない所へ
リゾート風の家に合う外構は、建物の外観と同じ色と素材の延長にあります。白い外壁の家なら白い塗り壁と明るい石、濃い色の外壁ならダークトーンの床と深い緑。平屋は庭と室内の床の高さが近く、ヴィラのように内と外を一続きにしやすい建物です。リビングの前には、日差しと雨をよける屋根のあるテラスを置くと、庭が使われる時間が延びます。
もう一つの要は、生活の気配を消すことです。エアコンの室外機、給湯器、物置、ゴミの置き場、洗濯物。これらを木やアルミの目隠しで囲み、植栽の後ろへ移すだけで、庭はホテルの顔に近づきます。
別荘の庭では、留守の間に備えます。訪れない季節のために、アウトドアバスは冬の凍結と、長く使わないときの水抜きに備えます。遠方の別荘でも、図面と写真のやりとりから計画を始められます。
ANKER & ZIMMER でつくるリゾートガーデン
過ごせる庭は、床・囲い・屋根・体験・光の五つの層が、一つの考えでそろったときに生まれます。ANKER & ZIMMER はこの五つの層の製品を自社でつくり、ひとつの空間として設計し、施工まで行います。植栽は、ドライガーデンやリゾート向けの植物と大型のプランターを扱い、外構の図面と植栽の図面を引いて、植物の種類・大きさ・置き方を、ご予算の中で決めていきます。
仕上げの段階で、家具を一脚減らし、灯りを一つ足すことがよくあります。旅先の庭が心地よいのは、置いてある物が少なく、夜の光が丁寧だからだと思っています
南青山の屋上ショールームでは、パーゴラルーム・アウトドアバス・BETTI・植栽を、実物の空間として見られます。
リゾートガーデンに合う植物は?
アジアンの型ではヤシの仲間や葉の大きな木、地中海の型ではオリーブやローズマリー、モダンの型ではアガベやユッカがよく使われます。高木・中木・低木の三つの高さを重ねて植えます。
寒い地域でも、リゾート風の庭はつくれますか?
つくれます。冬の最低気温に耐える種類を選ぶか、寒さに弱い植物は大型のプランターに植え、冬は軒下へ移します。乾いた土と石でつくる地中海の型は、寒さに強い植物と合わせやすい型です。
狭い庭でもリゾートガーデンにできますか?
できます。何をする場所かを一つに決めて、床と壁の素材をそろえます。アウトドアバスは直径1.3m、屋外サウナは W1,260×D1,000mm から置けます。
リゾートガーデンにプールは必要ですか?
必須ではありません。水盤や浴槽でも水面はつくれます。プールを入れる場合、幅3m・長さ6m の埋め込み型で700万〜900万円ほど(税抜)が目安です。
リゾート風の家には、どんな外構が合いますか?
外壁と同じ色と素材で塀と床をそろえ、屋根のあるテラスで内と外をつなぎ、室外機や物置を目隠しの後ろへ移した外構です。
別荘の庭をリゾートのようにするには?
サウナ・浴槽・パーゴラ・家具・植栽を一つの景色として計画し、留守の間の凍結と水抜きまで決めておきます。
結び
リゾートガーデンは、植物の名前や国の調子で決まる庭ではありません。植栽を三つの高さで重ね、水面と石の床を置き、夜の灯りを絞り、生活の気配を見えない所へ移す。その順に組むと、旅先で過ごした時間が、毎日の庭の中に戻ってきます。